このガイドでは、 Adjustの購入認証SDKから、SDK v5のビルトイン購入認証に移行する方法を説明します。SDK v5の購入認証ワークフローは、購入認証を行うための合理化されたアプローチです。
購入認証SDKは、3つの認証ステップに分けられます。
- 購入認証SDKを初期化します。
#import "AdjustPurchase.h"// or #import <AdjustPurchaseSdk/AdjustPurchase.h>
NSString *yourAppToken = @"{YourAppToken}";NSString *environment = ADJPEnvironmentSandbox;
ADJPConfig *config = [[ADJPConfig alloc] initWithAppToken:yourAppToken andEnvironment:environment];[AdjustPurchase init:config];
- 購入を検証します。
[AdjustPurchase verifyPurchase:receipt forTransaction:transaction productId:@"product-id" withResponseBlock:^(ADJPVerificationInfo *info) { // process ADJPVerificationInfo object}];
- 検証の結果に応じて、
AdjustEvent
オブジェクトを設定し、Adjustに送信します。
NSURL *receiptURL = [[NSBundle mainBundle] appStoreReceiptURL];NSData *receipt = [NSData dataWithContentsOfURL:receiptURL];ADJEvent *event = [ADJEvent eventWithEventToken::@"your-event-token"];[event setRevenue:6.0 currency:@"EUR"];[event setTransactionId:@"transaction-id"];[event setProductId:@"product-id"];[event setReceipt:receipt];[Adjust trackEvent:event];
SDK v5では、このワークフローは簡素化されています。[Adjust verifyAndTrackAppStorePurchase]
メソッドを使用すると、Adjustのサーバーにイベントを送信し、認証ステータスをコールバックで受け取ることができます。Adjustは、イベントと認証ステータスを自動的に記録します。
ガイド
購入認証SDKからSDK v5のビルトイン購入認証機能に移行するには、このガイドをご覧ください。
1. 購入認証SDKをアンインストールする
この機能を利用するには、まずはAdjust購入認証SDKをアンインストールしてください。
2. 購入認証SDKコードを削除する
Adjustの購入認証SDKをアンインストールしたら、プロジェクトから全ての購入認証コードを削除する必要があります。
3. SDK v5の購入認証に移行する
既存の購入認証コードを削除したら、SDK v5に組み込まれた購入認証メソッドを使用してください。Adjust SDKで購入認証を行うには、次の2つの方法があります。
-
購入を示す
ADJEvent
オブジェクトを作成し、以下のプロパティを追加します。productId
(NSString
):購入に成功したアイテムのプロダクトID。transactionId
(NSString
):認証したいトランザクションのID。
-
プロダクトID、トランザクションID、受領証で
ADJAppStorePurchase
オブジェクトを作成します。
イベントを記録し購入を認証する
購入認証の目的で収益イベントを送信し、購入認証ステータスを受け取るには、以下の手順に従ってください。
-
イベントトークンを使用して
ADJEvent
オブジェクトをインスタンス化し、以下のパラメーターを設定します。productId
(NSString
):購入に成功したアイテムのプロダクトID。transactionId
(NSString
):認証したいトランザクションのID。
-
次の引数を使用して
Adjust.verifyAndTrackPlayStorePurchase
メソッドを呼び出します:event
(ADJEvent
):インスタンス化されたイベントオブジェクト。callback
(ADJVerificationResultBlock
):ADJPurchaseVerificationResult
オブジェクトを引数として受け取るデリゲートコールバック関数。
この例では、購入認証レスポンスがログdaemonに出力されます。
購入認証のみの場合
独立して購入データを送信し、購入認証ステータスを受信するには、次の手順に従ってください。
-
以下の引数で
ADJAppStorePurchase
をインスタンス化します:transactionId
(NSString
):認証したいトランザクションのID。productId
(NSString
):購入に成功したアイテムのプロダクトID。
-
次の引数を使用して
Adjust.verifyAppStorePurchase
メソッドを呼び出します:purchase
(ADJAppStorePurchase
):インスタンス化された購入オブジェクトcallback
(ADJVerificationResultBlock
):ADJPurchaseVerificationResult
オブジェクトを引数として受け取るデリゲートコールバック関数。
この例では、購入認証レスポンスがログdaemonに出力されます。