OAID(Open Anonymous Device Identifier)は、Androidデバイスの一意の識別子です。MSA(Mobile Security Alliance)は、中国で製造される全デバイスがOAIDを提供するよう推奨しています。OAIDを使用することで、Google Play Servicesが利用できないデバイスをアトリビュートおよび計測できます。
OAIDプラグインは、デバイスのOAIDを提供します。SDKは、OAIDだけでなく他の識別子も引き続き使用できます。MSA SDKを使用している全ての端末、またはHMS(Huawei Mobile Service)Core SDKを使用している全てのHuawei端末で、OAIDを読み取ることができます。
プラグインをアプリに追加する
スタンドアロンバイナリのインストール
プラグインは、リリースページからスタンドアロンバイナリとして追加することもできます。
プレハブ(Prefab)としてプラグインを使用する
Unityアプリでは、OAIDプラグインをプレハブとして読み込むことができます。スタンドアロンバイナリには、この情報を含むPrefabフォルダーが含まれています。
プレハブとしてOAIDプラグインを読み込む手順
AdjustOaid/Prefab
フォルダーにあるプレハブの位置を特定する。- 手動で開始(Start Manually) オプションのチェックを外す。
- Oaidの読み取り(Read Oaid) オプションにチェックを入れる。
MSA SDKをアプリに追加する
要件
MSA SDKバージョン | Adjust OAIDプラグインバージョン |
---|---|
v1.0.10以降 | v4.19.0以降 |
v1.0.12+ | v4.22.0以降 |
v1.0.13以降 | v4.23.0以降 |
v1.0.23以降 | v4.24.1以降 |
v1.0.25以降 | v4.27.0以降 |
v1.0.26以降 | v4.28.4以降 |
v1.1.0以降 | v4.28.9以降 |
v2.0.0以降 | v4.33.0以降 |
OAIDプラグインによりMSA SDKからOAID値を読み取ることができるようにするには、MSA SDKをプロジェクトに追加する必要があります。これを行うには、以下の手順に従ってください。
- MSA SDK(AARファイル)をプロジェクトの
libs
ディレクトリにコピーし、dependencyを設定します。 - さらに、
supplierconfig.json
をプロジェクトのassets
ディレクトリにコピーします。 - MSA SDKと詳細な手順については、MSAのWebサイトをご覧ください。
HMS Core SDKをアプリに追加する
HMS Core SDKを使用して、HuaweiデバイスのOAIDにアクセスすることができます。Adjust OAIDプラグインがHMS Core SDKから値を読み込めるようにするには、build.gradle
を以下のように更新してください:
- Huawei mavenレポジトリを追加する
- HMS Core SDKを追加する
Proguardの設定
アプリがGoogle Play ストアを対象としていない場合は、Android開始ガイドに記載されている全てのルールを追加する必要はありません。Google Play開発者サービスとインストール リファラー ライブラリに関連するルールは削除することができます。維持する必要があるのは、Adjust SDKに適用されるルールのみです。
DependencyとしてMSA SDK AARに追加する場合は、以下のルールを追加します。
プラグインを使用する
プラグインを設定したら、デバイスのIMEIとMEIDを収集できます。これを行うには、AdjustOaid.readOaid(applicationContext)
メソッドをAdjust SDKの開始前に呼び出します。
SDKが OAIDを読み取らないようにするには、AdjustOaid.doNotReadOaid()
メソッドを呼び出します。