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設定

Adjust SDKの動作を設定するには、このドキュメントに記載されたメソッドを使用してください。

Configオブジェクトをインスタンス化する

メソッドシグネチャー
ADJConfig2dx(std::string appToken, std::string environment, bool allowSuppressLogLevel, std::string sdkPrefix) {
initConfig(appToken, environment, allowSuppressLogLevel, sdkPrefix);
}

Adjust SDKを設定するには、AdjustConfig2dxオブジェクトをインスタンス化する必要があります。このオブジェクトには、Adjust SDKにパスする必要のある 読み取り専用 の設定オプションが含まれています。

Configオブジェクトをインスタンス化するには、新しいAdjustConfig2dxインスタンスを作成して以下のパラメーターをパスしてください:

  • appTokenString ):お客様のAdjustアプリトークン
  • environmentString ):SDKを実行したい環境。テスト用のサンドボックスモードでSDKを実行するにはAdjustEnvironmentSandbox2dxをパスします。リリース用の本番モードでSDKを実行するにはAdjustEnvironmentProduction2dxをパスします。
  • allowSuppressLogLevelBoolean ):全てのログを無効化するかどうか。ログを無効化にする場合はtrueに設定し、ログを有効化する場合はfalseに設定してください。
#include "Adjust/Adjust2dx.h"
// ...
std::string appToken = "{YourAppToken}";
std::string environment = AdjustEnvironmentSandbox2dx;
AdjustConfig2dx adjustConfig = AdjustConfig2dx(appToken, environment, false);
Adjust2dx::start(adjustConfig);

読み取り専用の設定

読み取り専用 の設定オプションは、SDKを初期化する 前に AdjustConfig2dxインスタンスで設定されます。これらのオプションは、SDKの実行中は変更できません。Adjust2dx::start()を実行する前に、使用したいオプションを設定する必要があります。

ログレベルを設定する

メソッドシグネチャー
void setLogLevel(ADJLogLevel2dx logLevel);

Adjust SDKは、さまざまな量の情報を返すために、設定可能なログレベルを提供しています。以下のログレベルが利用可能です。

Log level説明
AdjustLogLevel2dxVerboseログを全て有効化する
AdjustLogLevel2dxDebugデバッグのログを有効化する
AdjustLogLevel2dxInfo情報レベルのログのみを表示する(デフォルトオプション)
AdjustLogLevel2dxWarn情報ログを無効化する
AdjustLogLevel2dxError警告レベル以下のログを無効化する
AdjustLogLevel2dxAssertエラーレベル以下のログを無効化する
AdjustLogLevel2dxSuppressログを全て無効化する

AdjustConfig2dxインスタンスのsetLogLevelメソッドを以下のパラメーターで呼び出すことで、ログレベルを設定できます:

  • logLevelADJLogLevel ):使用したいログレベル。
std::string appToken = "{YourAppToken}";
std::string environment = AdjustEnvironmentSandbox2dx;
AdjustConfig2dx adjustConfig = AdjustConfig2dx(appToken, environment, false);
adjustConfig.setLogLevel(AdjustLogLevel2dxSuppress);
Adjust2dx::start(adjustConfig);

外部デバイスIDを設定する

メソッドシグネチャー
void setExternalDeviceId(std::string externalDeviceId);

外部デバイスIDは、デバイスまたはユーザーに割り当てることができるカスタム値です。セッションやプラットフォームを横断してユーザーを認識することができます。また、ユーザーが新規インストールとして2度カウントされないように、ユーザーごとにインストールの重複を排除することも可能です。外部デバイスIDの使用を開始する際は、Adjustの担当者にお問い合わせください。

外部デバイスIDをデバイスのカスタム識別子として使用できます。これは、他のシステム上で継続性を保ちたい場合に役立ちます。以下のパラメーターを使用して、setExternalDeviceIdメソッドを呼び出すプロパティを設定できます:

  • externalDeviceIdString ):外部デバイスID。この値は 大文字と小文字を区別します 。外部デバイスIDをインポートしている場合は、パス値がインポートした値と一致することを確認してください。
AdjustConfig2dx adjustConfig = AdjustConfig2dx(appToken, environment);
adjustConfig.setExternalDeviceId("{Your-External-Device-Id}");
Adjust2dx::start(adjustConfig);

外部デバイスIDをビジネスアナリティクスに使用する場合は、IDをセッションコールバックパラメーターとしてパスすることができます。

既存の外部デバイスIDをAdjustにインポートすることが可能です。これにより、Adjustサーバーが今後のデータを既存のデバイス記録と一致させることができます。この設定をご希望の場合は、Adjustの担当者にお問い合わせください。

デフォルトのリンクトークンを設定する

メソッドシグネチャー
void setDefaultTracker(std::string defaultTracker);

アプリがデバイスにプリインストールされている場合、デフォルトのリンクトークンを設定できます。ユーザーがプリインストールされたアプリを初めて起動すると、インストールはデフォルトのリンクトークンにアトリビュートされます。デフォルトのリンクトークンを設定するには、次の引数を使用してsetDefaultTrackerメソッドを呼び出します:

AdjustConfig2dx adjustConfig = AdjustConfig2dx(appToken, environment);
adjustConfig.setDefaultTracker("{TrackerToken}");
Adjust2dx::adjustConfig(config);

コストデータの送信を有効化する

メソッドシグネチャー
void setNeedsCost(bool needsCost);

デフォルトでは、Adjust SDKはユーザーのアトリビューションの一環としてコストデータを送信しません。コストデータの送信を有効化することで、このデータを送信するようにSDKを設定できます。コストデータの送信を有効化するには、次のパラメーターを使用して、configインスタンスでsetNeedsCostメソッドを呼び出します:

  • needsCostBoolean ):コストデータの送信を有効化するにはtrue、無効化するにはfalseに設定します。

コストデータには、ユーザーのアトリビューション情報でアクセスできます。

AdjustConfig2dx adjustConfig = AdjustConfig2dx(appToken, environment);
adjustConfig.setNeedsCost(true);
Adjust2dx::adjustConfig(config);

バックグランドでの計測機能を有効化する

メソッドシグネチャー
void setSendInBackground(bool isEnabled);

デフォルトでは、アプリがバックグラウンドで動作している間、Adjust SDKはリクエストの送信を一時停止します。バックグランドでの計測機能を有効化することで、SDKがバックグランドでリクエストを送信するよう設定することが可能です。バックグランドでの計測機能を有効化するには、次のパラメーターを使用して、configインスタンスでsetSendInBackgroundメソッドを呼び出します:

  • isEnabledBoolean ):バックグランドでの送信を有効化するにはtrue、無効化するにはfalseに設定します。
std::string appToken = "{YourAppToken}";
std::string environment = AdjustEnvironmentSandbox2dx;
AdjustConfig2dx adjustConfig = AdjustConfig2dx(appToken, environment);
adjustConfig.setLogLevel(AdjustLogLevel2dxVerbose);
adjustConfig.setSendInBackground(true);
Adjust2dx::start(adjustConfig);

イベントのバッファリングを有効化する

メソッドシグネチャー
void setEventBufferingEnabled(bool isEnabled);

Adjust SDKは、ユーザーがアプリ内でイベントをトリガーすると、すぐにイベント情報を送信します。イベントバッファリングを有効にすることで、イベント情報をスケジュールに沿って送信することができます。イベントバッファリングは、デバイス上のローカルバッファにイベントを保存し、1分間に1回、全てのリクエストを送信します。

ConfigオブジェクトにはブーリアンeventBufferingEnabledプロパティが含まれており、それが動作を制御します。イベントのバッファリングを有効化するには、configインスタンスのeventBufferingEnabledプロパティに ブーリアン 値を割り当てます。

  • isEnabledBoolean ):イベントのバッファリングを有効化するにはtrue、無効化するにはfalseに設定します。
std::string appToken = "{YourAppToken}";
std::string environment = AdjustEnvironmentSandbox2dx;
AdjustConfig2dx adjustConfig = AdjustConfig2dx(appToken, environment);
adjustConfig.setLogLevel(AdjustLogLevel2dxVerbose);
adjustConfig.setEventBufferingEnabled(true);
Adjust2dx::start(adjustConfig);

SDKの起動を遅らせる

メソッドシグネチャー
void setDelayStart(double delayStart);

デフォルトでは、Adjust SDKはアプリの起動直後に動作を開始します。起動時に取得できないデータをセッションパラメーターで送信したい場合は、SDKの動作開始を遅らせることができます。これは、ユニークな識別子などの情報を送信する場合に便利です。

動作開始の遅延を設定するには、次の引数を使用してsetDelayStartメソッドを呼び出します。

  • delayStartDouble ):SDKの動作開始を遅らせる時間(秒)。SDKの動作開始を遅らせることができるのは最長 10秒間 です。
std::string appToken = "{YourAppToken}";
std::string environment = AdjustEnvironmentSandbox2dx;
AdjustConfig2dx adjustConfig = AdjustConfig2dx(appToken, environment);
adjustConfig.setLogLevel(AdjustLogLevel2dxVerbose);
adjustConfig.setDelayStart(5.5);
Adjust2dx::start(adjustConfig);

動的設定

動的 設定オプションは、SDKのライフサイクル中に、ユーザーによるイベントやアクションに応じて変更されることがあります。

オフラインモードに切り替える

メソッドシグネチャー
static void setOfflineMode(bool isOffline);

Adjust SDKは、イベントとセッションのデータをAdjustのサーバーにリアルタイムで送信します。SDKをオフラインモードにすると、情報の送信を一時停止することができます。オフラインモードでは、SDKは全てのデータをデバイスのローカルファイルに保存します。オフラインモードを無効にすると、SDKはこの情報をAdjustのサーバーに送信します。

以下の引数を使用してsetOfflineModeメソッドを呼び出すことで、いつでもオフランモードに切り替えられます:

  • isOfflineBoolean ):オフラインモードを有効化するにはtrueに、オフラインモードを無効化するにはfalseに設定します。
Adjust2dx::setOfflineMode(true);

Pushトークンを設定する

メソッドシグネチャー
static void setDeviceToken(std::string deviceToken);

Pushトークンは、Audiencesやクライアントコールバックに使用されます。また、アンインストール・再インストール計測にも必要です。

Configオブジェクトは、deviceTokenを保管できる文字列pushTokenを含みます。このプロパティは、setDeviceTokenメソッドと以下の引数を呼び出すことで、いつでも更新することが可能です:

  • deviceTokenString ):Pushトークン
Adjust2dx::setDeviceToken("YourPushNotificationToken");

SDKを無効化または有効化する

メソッドシグネチャー
static void setEnabled(bool isEnabled);

Adjust SDKは、デフォルトでアプリが開いている時に実行されます。Adjust SDKを無効化または再有効化することで、計測を一時停止したり再起動したりすることができます。Adjust SDKを無効にすると、Adjustサーバーにデータが送信されなくなります。

以下の引数を使用してsetEnabledメソッドを呼び出すことで、SDKをいつでも有効化または無効化できます:

  • isEnabledBoolean ):SDKを有効化するにはtrueに、SDKを無効化するにはfalseに設定します。
Adjust2dx::setEnabled(false);

有効化ステータスを確認する

メソッドシグネチャー
static bool isEnabled();

Adjust SDKが有効であるかどうかを確認するには、isEnabledメソッドを呼び出します。このメソッドは、SDKが 有効true)か 無効false)かを示す ブーリアン 値を返します。

Adjust2dx::isEnabled();