このガイドでは、 Adjustの購入認証SDKから、 SDK v5のビルトイン購入認証機能を移行する方法を説明します。SDK v5の購入認証ワークフローは、購入認証を行うための合理化されたアプローチです。
購入認証SDKは、3つの認証ステップに分けられます。
- 購入認証SDKを初期化します。
String yourAppToken = "{YourAppToken}";String environment = ADJPConstants.ENVIRONMENT_SANDBOX;
ADJPConfig config = new ADJPConfig(yourAppToken, environment);
AdjustPurchase.init(config);
- 購入を検証します。
AdjustPurchase.verifyPurchase(purchase.getSku(), purchase.getToken(), purchase.getDeveloperPayload(), new OnADJPVerificationFinished() { @Override public void onVerificationFinished(ADJPVerificationInfo info) { // process ADJPVerificationInfo }});
- 検証の結果に応じて、
AdjustEvent
オブジェクトを設定し、Adjustに送信します。
AdjustEvent adjustEvent = new AdjustEvent("abc123");adjustEvent.setRevenue(6.0, "EUR");adjustEvent.setProductId("product-id");adjustEvent.setPurchaseToken("purchase-token");Adjust.trackEvent(adjustEvent);
SDK v5では、このワークフローは簡素化されています。Adjust.verifyAndTrackPlayStorePurchase()
メソッドを使用すると、Adjustのサーバーにイベントを送信し、認証ステータスをコールバックで受け取ることができます。Adjustは、イベントと認証ステータスを自動的に記録します。
ガイド
購入認証SDKからSDK v5ビルトイン購入認証に移行するには、以下の手順に従ってください。
1. 購入認証SDKをアンインストールする
この機能を利用するには、まずAdjust購入認証SDKをアンインストールしてください。
2. 購入認証SDKコードを削除する
Adjustの購入認証SDKをアンインストールしたら、プロジェクトから全ての購入認証コードを削除する必要があります。
3. SDK v5の購入認証に移行する
既存の購入認証コードを削除したら、SDK v5に組み込まれた購入認証メソッドを使用してください。Adjust SDKで購入認証を行うには、次の2つの方法があります。
-
購入を示す
AdjustEvent
オブジェクトを作成し、以下のプロパティを追加します。productId
(String
):購入に成功したアイテムのプロダクトID。purchaseToken
(String
):アプリ内購入が正常に完了したために生成された購入トークン。
-
プロダクトIDと購入トークンを使用して、
AdjustPlayStorePurchase
オブジェクトを作成します。
イベントを記録し購入を認証する
購入認証の目的で収益イベントを送信し、購入認証ステータスを受け取るには、以下の手順に従ってください。
-
イベントトークンを使用して
AdjustEvent
オブジェクトをインスタンス化し、以下のパラメーターを設定します。productId
(String
):購入された商品のID。purchaseToken
(String
):購入に関連付けられた購入トークン。
-
次の引数を使用して
Adjust.verifyAndTrackPlayStorePurchase
メソッドを呼び出します:event
(AdjustEvent
):インスタンス化されたイベントオブジェクト。callback
(OnPurchaseVerificationFinishedListener
):AdjustPurchaseVerificationResult
オブジェクトを引数として受け取るデリゲートコールバック関数。
この例では、購入認証レスポンスがログdaemonに出力されます。
購入認証のみの場合
独立して購入データを送信し、購入認証ステータスを受信するには、次の手順に従ってください。
-
以下の引数で
AdjustPlayStorePurchase
をインスタンス化します:productId
(String
):購入された商品のID。purchaseToken
(String
):購入に関連付けられた購入トークン。
-
次の引数を使用して
Adjust.verifyPlayStorePurchase
メソッドを呼び出します:purchase
(AdjustPlayStorePurchase
):インスタンス化された購入オブジェクトcallback
(OnPurchaseVerificationFinishedListener
):AdjustPurchaseVerificationResult
オブジェクトを引数として受け取るデリゲートコールバック関数。
この例では、購入認証レスポンスがログdaemonに出力されます。