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イベント情報の送信

Adjust SDKはAdjustEventオブジェクトを提供しており、アプリのイベント情報を構造化してAdjustのサーバーに送信することができます。

AdjustEventオブジェクトをインスタンス化する

メソッドシグネチャー
public AdjustEvent(String eventToken)

Adjust SDKでイベント情報を送信するには、AdjustEventオブジェクトをインスタンス化する必要があります。このオブジェクトには、アプリでイベントが発生した時にAdjustに送信される変数が含まれます。

イベントオブジェクトをインスタンス化するには、新しいAdjustEventインスタンスを作成して以下のパラメーターをパスしてください:

イベントを送信する

メソッドシグネチャー
public static void trackEvent(AdjustEvent event)

Adjustイベントトークンを関連付けることで、アプリ内のユーザー行動を記録できます。イベントを記録する方法:

  • Adjustイベントのインスタンスを新規作成し、イベントトークンをString引数としてパスします。
  • イベントのインスタンスを引数としてtrackEventメソッドを呼び出します。

この例では、ユーザーがボタンを操作する度にg3mfiwのトークンでイベントを計測する方法を示します。

イベントログ
Path: /event
ClientSdk: android4.38.5
Parameters:
android_uuid 781f17d5-5048-4fae-a4e5-77b58bab62b9
api_level 34
41 collapsed lines
app_token 2fm9gkqubvpc
app_version 1.0
attribution_deeplink 1
callback_params {"key":"value","foo":"bar"}
connectivity_type 1
country US
cpu_type arm64-v8a
created_at 2024-01-25T14:13:16.151Z+0100
currency EUR
device_manufacturer Google
device_name sdk_gphone64_arm64
device_type phone
display_height 2205
display_width 1080
environment sandbox
event_buffering_enabled 0
event_count 3
event_token g3mfiw
gps_adid 5962dfc1-3a53-4692-850b-22c4bf4311a5
gps_adid_attempt 2
gps_adid_src service
hardware_name UE1A.230829.036
language en
mcc 310
mnc 260
needs_response_details 1
os_build UE1A.230829.036
os_name android
os_version 14
package_name com.adjust.examples
partner_params {"key":"value","foo":"bar"}
revenue 0.25
screen_density high
screen_format long
screen_size normal
session_count 2
session_length 23
subsession_count 1
time_spent 23
tracking_enabled 1
ui_mode 1

イベント収益の記録

メソッドシグネチャー
public void setRevenue(double revenue, String currency)

イベントインスタンスにrevenueとcurrencyプロパティを設定することで、イベントに関連する収益を記録できます。この機能を使用して、アプリ内で収益が生成されるアクションを記録しましょう。

これらのプロパティを設定するには、setRevenueメソッドを呼び出し、以下の引数をパスします。

  • revenuedouble):イベントによって発生した収益額
  • currencyString):イベント通貨のISO 4217コード

この例では、ユーザーがボタンを操作する度にg3mfiwのトークンでイベントを計測する方法を示します。この関数はこのイベントのrevenueプロパティを 0.25currencyプロパティを EUR に設定します。

イベントログ
Path: /event
ClientSdk: android4.38.5
Parameters:
environment sandbox
event_count 3
event_token abc123
revenue 0.25
currency EUR

収益イベントの重複排除

メソッドシグネチャー
public void setOrderId(String orderId)

イベントを重複して計測するのを防ぐため、オプションとして任意のIDをパスすることもできます。SDKが最新10件のIDを保存し、トランザクションIDが重複した収益イベントを排除します。

識別子を設定するには、setOrderIdメソッドを呼び出し、String引数としてトランザクションIDをパスしてください。

この例では、ユーザーがボタンを操作する度にg3mfiwのトークンでイベントを計測する例を示します。この関数はsetOrderIdメソッドを使用して、orderId5e85484b-1ebc-4141-aab7-25b869e54c49に設定します。

イベントログ
Path: /event
ClientSdk: android4.38.5
Parameters:
environment sandbox
event_count 3
event_token abc123
order_id 5e85484b-1ebc-4141-aab7-25b869e54c49

コールバックパラメーターを追加する

メソッドシグネチャー
public void addCallbackParameter(String key, String value)

AdjustダッシュボードでコールバックURLを登録した場合、SDKがイベントを記録する際にコールバックURLにGETリクエストを送信します。

サーバーに送信するコールバックパラメーターを設定できます。イベントにパラメーターを設定すると、SDKはそれらをコールバックURLに追加します。この情報を使用して、自社のBIシステムでユーザーのアプリ内行動を分析することが可能です。

イベントにコールバックパラメーターを追加するには、String key-value引数を指定してaddCallbackParameterメソッドを呼び出してください。このメソッドを複回呼び出すことで、複数のパラメーターを追加することができます。

Adjust SDKはイベントを計測し、コールバックパラメーターが追加されたURLにリクエストを送信します。例えば、URL https://www.mydomain.com/callbackが登録されている場合、コールバックは以下のようになります:

https://www.mydomain.com/callback?key=value&foo=bar

CSVレポートを使用している場合、CSVの定義欄にパラメーターを追加するようにしてください。

Adjustでは、SDKからURLに情報をパスするための様々なプレースホルダーをサポートしています。例えば、iOSの{idfa}プレースホルダーやAndroidの{gps_adid}プレースホルダーなどです。{publisher_parameter}プレースホルダーは、単一の文字列での全てのコールバックパラメーターを表示します。

この例では、ユーザーがボタンを操作する度にg3mfiwのトークンでイベントを計測する方法を示します。次のコールバックパラメーターが追加されました:

  • - event_token
  • イベントごとに生成されるrevenue_amount

コールバックURLの結果は以下のようになります:

http://www.mydomain.com/callback?event_token=g3mfiw&revenue_amount=0.05

パラメーターがAdjustに送信されたかどうかは、ログにcallback_paramsがあるかどうかで確認できます。

イベントログ
Path: /event
ClientSdk: android4.38.5
Parameters:
callback_params {"event_token":"g3mfiw","revenue_amount":"0.05"}
environment sandbox
event_count 1
event_token g3mfiw

パートナーパラメーターの追加

メソッドシグネチャー
public void addPartnerParameter(String key, String value)

パートナーパラメーターを追加することで、ネットワークパートナーに追加情報を送信することができます。

Adjustは、設定した外部パートナーにパートナーパラメーターを送信します。この情報は、より詳細な分析やリターゲティング施策にご利用いただけます。パートナー用にパラメーターの設定が完了し、機能が有効化されると、Adjustのサーバーはデータ転送を開始します。

イベントにパートナーパラメーターを追加するには、String key-value引数を指定してaddPartnerParameterメソッドを呼び出してください。このメソッドを複回呼び出すことで、複数のパラメーターを追加することができます。

この例では、ユーザーがボタンを操作する度にg3mfiwのトークンでイベントを計測する方法を示します。次のパートナーパラメーターが追加されました:

  • 関連する製品のproduct_id
  • イベントをトリガーしたユーザーのuser_id

パラメーターがAdjustに送信されたかどうかは、ログにpartner_paramsがあるかどうかで確認できます。

イベントログ
Path: /event
ClientSdk: android4.38.5
Parameters:
partner_params {"product_id":"29","user_id":"835"}
environment sandbox
event_count 1
event_token g3mfiw

コールバック識別子を追加

メソッドシグネチャー
public void setCallbackId(String callbackId)

計測したいイベントにカスタムの文字列識別子を追加できます。Adjustのサーバーが、この識別子をイベントコールバックでレポートします。これにより、どのイベントが正確に計測されたかを確認することが可能です。

この識別子を設定するには、IDをString引数としsetCallbackIdメソッドを呼び出してください。

ユーザーがボタンを操作する度にg3mfiwのトークンでイベントを計測する例を示します。この例では、callbackIdf2e728d8-271b-49ab-80ea-27830a215147に設定されています。

イベントログ
Path: /event
ClientSdk: android4.38.5
Parameters:
environment sandbox
event_count 3
event_token g3mfiw
callback_id f2e728d8-271b-49ab-80ea-27830a215147