Adjust Web SDKを実装することで、アトリビューションやイベントなどのさまざまなデータをWebアプリで記録できます。このガイドでは、Adjust SDKをアプリに実装する方法をご紹介します。
1. プロジェクトにSDKを追加する
まずは、WebアプリにSDKを追加します。Adjust SDKは、CommonJSとAMD(Asynchronous Module Definition)の両方の環境で動作します。CDN(Content Delivery Network)を利用して読み込むと、グローバルのAdjust
名前空間を通じてアクセスできます。
CDNを使用する
CDNを利用してSDKを読み込むときは、本番用ビルドには縮小バージョンを使用する必要があります。バージョンを指定するには、https://cdn.adjust.com/adjust-5.6.0.min.js
のようにCDNターゲットに追加します。https://cdn.adjust.com/adjust-latest.min.js
のように、adjust-latest
パッケージをターゲットにすることで、最新版を入手することができます。このパッケージは自動的にアップデートされるため、ターゲットファイルを変更する必要はありません。
CDNを利用してSDKを読み込むには、Webアプリの<head>
タグ間に次のスニペットを追加します。
Adjust SDKはページごとに読み込まれ、ページの読み込みごとに1回起動されます。
サブリソース完全性
XSS(クロスサイトスクリプティング)攻撃を緩和するためにサブリソース完全性チェックを使用する場合、次の呼び出しを使用すると、パッケージが実行される前に検証することができます。
npmを使用する
Adjust SDKはnpmでも提供されています。パッケージをプロジェクトに追加するには、好みのパッケージマネージャーを使用します。
2. SDKを初期化する
SDKをインストールしたら、初期化する必要があります。これを行うには、initSdk
メソッドを呼び出します。このメソッドは、アプリでのSDKの動作をカスタマイズするいくつかの引数を取ります。
SDKを初期化するには、initSdk
呼び出しに次の引数を追加する必要があります。
appToken
(string
):お客様のAdjustアプリトークン。
environment
(string
):SDKを実行したい環境。テスト用のサンドボックスモードでSDKを実行するにはsandbox
をパスします。リリース用の本番モードでSDKを実行するにはproduction
をパスします。