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App Tracking Transparencyの設定

広告識別子(IDFA)を記録したい場合は、ユーザーの許諾を得るためのプロンプトを表示する必要があります。これを行うには、アプリにAppleのApp Tracking Transparency(ATT)frameworkを組み込む必要があります。Adjust SDKはユーザーの許諾状況を保存し、リクエストごとにAdjustサーバーに送信します。

承認ステータス

ATT承認ラッパー

メソッドシグネチャー
+ (void)requestTrackingAuthorizationWithCompletionHandler:(void (^_Nullable)(NSUInteger status))completion;

Adjust SDKには、AppleのrequestTrackingAuthorizationWithCompletionHandlerメソッドのラッパーが含まれています。ATTプロンプトをカスタマイズしない場合は、このラッパーを使用することができます。

コールバックメソッドは、ユーザーが同意ダイアログに応答した時にトリガーされ、ユーザーの同意ステータスコードをAdjustサーバーに送信します。コールバック関数内で各ステータスコードに対するレスポンスを定義することができます。

ATTのテキスト内容を指定する必要があります。これを行うには、Info.plistファイルでNSUserTrackingUsageDescriptionキーにテキストを追加してください。

現在の承認ステータスを取得

メソッドシグネチャー
+ (int)appTrackingAuthorizationStatus;

ユーザーの現在の認証ステータスはいつでも取得することができます。getAppTrackingAuthorizationStatusメソッドを呼び出し、 整数 で認証ステータスコードを返してください。

プロンプトのタイミングをカスタム設定

プロパティ宣言
@property (nonatomic, assign) NSUInteger attConsentWaitingInterval;

アプリにオンボーディングプロセスまたはチュートリアルが含まれる場合、ユーザーがこのプロセスを完了するまで、ユーザーのATT同意ステータスの送信を遅らせたい場合があります。これを行うには、attConsentWaitingIntervalプロパティを設定して、データの送信を 最大120秒 遅延させ、ユーザーに最初のオンボーディングを完了する時間を与えることができます。タイムアウトが終了した後、またはユーザーが同意ステータスを設定した後に、SDKはユーザーの同意ステータスと共に遅延中に記録した全ての情報をAdjustのサーバーに送信します。

承認ステータスの変更を確認する

メソッドシグネチャー
+ (void)checkForNewAttStatus;

カスタムATTプロンプトを使用する場合、ユーザーの認証ステータスに変更があった場合、Adjust SDKに通知する必要があります。checkForNewAttStatusメソッドを呼び出し、Adjustサーバーに認証ステータスを送信してください。

iOS 17のリリースに伴い、Appleは開発者がサードパーティに送信するデータに関する新しいルールを導入しました。開発者がAppleのプライバシーガイドラインに準拠していることを証明できるようにするために、Adjust SDKは 同意する ユーザーと 同意しない ユーザーに対して2つの個別のエンドポイントを使用します。

デフォルトでは、Adjust SDKはanalytics.adjust.comエンドポイントを使用して、 確率的モデリング 向けに限られたデータセットをAdjustのサーバーに送信します。このエンドポイントは次の情報を受け取り ません

  • idfa: The device ID For Advertisers (IDFA).
  • started_at: The device startup time.

ユーザーがATTに同意した場合にのみ、Adjust SDKは 確定的アトリビューション のためのidfaとstart_atの両方のプロパティにアクセスできるようになり、 consent.adjust.comに完全なペイロードを送信します。

これらのエンドポイントはいずれも、全てのURL戦略で利用可能です。