Adjust SDK v5は、 SDKシグネチャーの検証をネイティブでサポートしています。以前にSDKシグネチャーライブラリを連携した場合は、アンインストールし、関連するコードを全て削除する必要があります。
AdjustのSDKシグネチャーライブラリは、Adjust SDKのスタンドアローンプラグインとして設計されています。つまり、コードを変更したり、アプリでAdjust SDKを使用する方法を変更したりする必要はありません。プラグインをインストールすると、Adjust SDKによって作成された全てのリクエストが引き続き正常に機能します。
事前準備
AdjustシグネチャーライブラリをiOSアプリに実装する前に、以下を確認してください。
- お使いのAdjust SDKバージョンが 4.35.2以降 であること。
- iOSまたはtvOSのバージョン 12以降 に対応していること。
シグネチャーv1またはv2ライブラリから移行
以前にシグネチャーv1またはシグネチャーv2を使用していた場合は、シグネチャーライブラリを連携する前に以前のバージョンを削除する必要があります。これを行うには、以下の手順に従ってください。
- 以前シグネチャーv1を実装したことがある場合は、プロジェクト内のシグネチャー機能を呼び出すコードを削除してください。
- 以前シグネチャーv2を実施したことがある場合は、シグネチャーv2のライブラリをプロジェクトから削除してください。
連携の手順
iOSプロジェクトにシグネチャーライブラリを実装するには、以下の手順に従ってください。
- GitHubから
AdjustSigSdk-iOS-tvOS-Dynamic.xcframework.zip
アーカイブをダウンロードします。 - アーカイブを解凍し、
AdjustSigSdk.xcframework
をプロジェクトのディレクトリにコピーします。 - Xcodeの プロジェクトナビゲーター でプロジェクトを選択します。
- 左側のターゲットを選択します。
- General タブを選択し、 Frameworks, Libraries and Embedded Content グループを開きます。
- グループの下部にある + ボタンを選択します。
- Add Other —> Add Files を選択し、プロジェクトディレクトリから
AdjustSigSdk.xcframework
ファイルを選択します。
AdjustSigSdk.xcframework
の Embed & Sign オプションを選択します。
これで、シグネチャーライブラリがプロジェクトに実装されました。
アプリをテストする
Adjustテストコンソールを使用して、アプリにシグネチャーライブラリが実装されていることを確認できます。
Adjust SDKが サンドボックス モードで実行されていることを確認してください。
シグネチャーライブラリの実装をテストするには、以下の手順に従ってください。
-
インストール情報が送信されるようにするには、テストデバイスからアプリを完全に削除します。
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デバイスに関する全ての情報を消去するには、テストコンソールを使用してデバイスに関する情報を削除します。Adjust Insightsアプリで取得したアプリのアルゴリズムと広告IDをパスすることで、forget_deviceエンドポイントを使用することも可能です。次の広告IDはいずれも使用できます:
adid
、idfa
、idfv
、imei
、oaid
。コールは以下のようになります。
Terminal window $ curl -X POST 'https://app.adjust.com/forget_device?app_token={yourAppToken}&id={adid}' -
テストコンソールからデバイスのデータを削除したら、テストデバイスにアプリをインストールして起動し、インストール情報をAdjustに送信します。
-
テストデバイスの広告IDをテストコンソールに入力し、インストールイベント情報を取得します。以下の点を確認してください。
SignatureVerificationResult
フィールドに次の値が表示されている:Valid Signature
SignatureVersion
フィールドに次の値が表示されている:3
これらのフィールドが存在し、正しい情報が含まれている場合、シグネチャーライブラリは正常に実装されています。これらのフィールドに他の値が表示されている場合は、実装手順を再度確認するか、support@adjust.comまでお問い合わせください。
これで、シグネチャーライブラリがアプリに連携されました。 2回のアトリビューション期間が経過したら、 SDKシグネチャーの検証を有効化して、署名されたリクエストのみがAdjustで受理されるようにしてください。