ディープリンクを作成して、ユーザーをアプリ内の特定の場所に誘導します。Adjust SDKは、ユーザーがデバイスにアプリをインストール済みかどうかによって、異なるロジックを使用します。
- ダイレクトディープリンクは、ユーザーがアプリをすでにデバイスにインストールしている場合に使用されます。そのリンクは、リンクで指定されたページにユーザーをリダイレクトします。
- ディファードディープリンクは、ユーザーがアプリをデバイスにインストールしていない場合に使用されます。そのリンクは、ユーザーをアプリストアに送り、アプリを先にインストールしてもらいます。ユーザーがアプリをインストールすると、リンクで指定されたページが開きます。
SDKは、ユーザーがリンクからアプリを起動した後にディープリンクの情報を読み取ることができます。
ディープリンクの設定
ユーザーがアプリをインストールしている場合、ユーザーがディープリンクの情報を含むリンクをクリックするとアプリが起動します。Adjust SDKには、アプリ全体にディープリンクの情報を解析するツールが含まれます。
v4.30以降、SDKは、必要な設定をAndroidとiOSのプロジェクトに注入します。ディープリンクを設定するには、Unityエディター(Unity Editor)のInspectorウィンドウでURLスキームを追加してください。
Adjust SDK v4.30以前またはUnity Editor v2019.2以前の場合(Androidのみ)、アプリレベルでディープリンクを設定する必要があります。使用するプラットフォームに合わせて、以下のリンク先のディープリンク設定手順に従ってください。
iOSでのディープリンク
ユニバーサルリンクの設定手順
iOS 9以降を実行するデバイスは、ユニバーサルリンクを使用してディープリンクを処理します。アプリでディープリンクを開くには、アプリにユニバーサルリンクスキームを追加する必要があります。これを行うには、以下の手順に従ってください。
- Adjustダッシュボードでユニバーサルリンクを設定します。
- Apple Developerポータルでアプリの Associated Domains を設定します。
- Unityエディター(Unity Editor)を開きます。
- Adjustプレハブの DEEP LINKING セクションに移動します。
- iOS Universal Links Domain フィールドにユニバーサルリンクまたはリンクを入力します。
https://
プロトコルを次に置き換えます。applinks:
カスタムURLスキームの設定
iOS 8以前を実行するデバイスは、カスタムURLスキームを使用してディープリンクを処理します。
- Adjustダッシュボードでディープリンクを設定します。
- Unityエディター(Unity Editor)を開きます。
- Adjustプレハブの DEEP LINKING セクションに移動します。
- iOS URL Schemes フィールドにURLスキームまたはスキームを入力します。
://
なしでスキームのみを入力してください。
Androidでのディープリンク
Androidデバイスは、一意のURIスキームを使用してディープリンクを処理します。ディープリンクを設定するには、Adjustプレハブの Android URI Schemes セクションにスキームを追加します。SDKが必要なXMLタグをAndroidManifest.xml
に追加します。
ディファードディープリンク
ディファードディープリンクを無効にする
SDKはデフォルトでディファードディープリンクを開きます。これは、bool
引数をsetLaunchDeferredDeeplink
メソッドにパスすることで設定できます。
ディファードディープリンクのデリゲートを設定する
Adjust SDKがディファードディープリンクを受け取った際に、デリゲート関数を呼び出すように設定することができます。このデリゲート関数は、ディープリンクをstring
引数で受け取ります。
例
この例では、ユーザーがディファードディープリンクを開いたときに、ディープリンクのアドレスをログに記録する方法を示しています。
LinkMeを有効にする
Adjust SDKでは、デバイスのペーストボードからディープリンクの情報をコピーすることが可能です。AdjustのLinkMeソリューションを組み合わせることで、iOS 15以降のデバイスでディファードディープリンクを有効化することができます。
ユーザーがLinkMeのURLをクリックすると、そのリンク情報をシステムのペーストボードにコピーするオプションがあります。Adjust SDKを使用してシステムのペーストボードを読み、ディープリンクの情報を確認することができます。ディープリンクがある場合、SDKはユーザーをアプリ内の正しいページに転送します。
アプリ内でペーストボードの確認を有効化するには、configオブジェクトのsetLinkMeEnabled
メソッドにtrue
値をパスしてください。